アメリカ小売業の苦戦と、携帯ショップでの新サービス検討 : アメリカスタートアップ起業・経営日記

Sです。
日本はゴールデンウィークですね、アメリカには残念ながらありません笑。
今週はロサンゼルスに来ています。
いくつか打ち合わせを行い、カフェで事業計画の数字とにらめっこという割とよくある1週間を過ごしておりました。そして、これからハワイに行ってきます。

さてさて、話は変わりますが、アメリカでは小売事業者が多くの店舗を撤退することが、最近ニュースで報じられることが多くなりました。
「崩壊間近、アメリカの小売業」（Business Insider Japan, May 27th, 2017）
https://www.businessinsider.jp/post-1392
その中には、日本でも有名なアバクロやGuessといったブランドも含まれており、時代の変化を感じさせます。小売事業者を取り巻く環境は近年、大きく変わってきているわけですが、その一つの大きな理由はオンライン事業者が台頭してきて、色々なものがオンラインで購入できるようになったことにあります。だってAmazonとか、めちゃめちゃ便利じゃないですか。Sも日用品以外、急ぎではないアイテムはほとんどAmazonで買っちゃっています。もちろん他のEC事業者もサービスを拡充しAmazonを追随してきており、今後益々EC事業が伸びていくことは間違いないでしょう。

そんな中。

Sの会社では時代に逆行して、（昔ながらの）小売事業という業態を中心に事業拡大を試みています。めっちゃ時代の荒波にさらされていますね笑。昔のように、単純に物を売る時代は終わり、「その店」に行く理由が必要とされています。やっぱりその店に行って、商品やサービスを「体験」を通じて、購入してもらうことが重要だと思っているわけです。流行っているアパレルや飲食店などは、上手く店での体験を提供できていますよね。流行りの店を観察していると、今後小売事業を拡大していく上で重要なヒントを得られるのかもしれません。日々勉強ですな。

さらに、現在携帯ショップでのサービスラインナップを増やすべく、いくつか追加で提供できるサービスを検討していたりします。スマホ修理とか、スマホのカラーリングサービス、カスタムのスマホケース、出張携帯手続きなどなど。日本ではiPhoneの出張修理のサービスがじわじわと人気が出てきているようですが、アメリカでもそれなりに需要はありそうな気もします。だんだん自動車ディーラーの世界に近づいていく感じですかね。ビジネスモデルはかなり似ていますが、某自動車製造メーカーの幹部の方曰く、自動車ディーラーの世界のほうが、携帯電話のディーラーよりだいぶ洗練されているそうです。今度自動車ディーラーの運営を勉強しに行きます笑。

ということで、今回はこんなところでおしまい。
アロハ！

S(｀・ω・´)