Sです。

3月下旬から4月上旬にかけて、約2週間ほど日本に出張に行ってきました。毎年恒例、グループ会社幹部が集まる合宿に参加するためです。数年前、携帯電話事業単体で売上30億円程度だった弊社も、今では日本5社、海外1社の全6社体制となり、規模も全体で売上150億円も見えてくるレベルになってきました。短期間で急成長を遂げてきて過渡期な感じですが、グループのトップはまだまだやる気のようです。いやはや、恐れ入ります。そんな中、アメリカ事業の代表として、中期的な展望を交えながら、事業計画を発表してきましたので、内容をかいつまんでご紹介したいと思います。 

1.2017年外部環境
某調査機関によると、アメリカにおけるスマホ市場は年間1,500万ユーザーほど、7.6%の増加傾向。 こんだけ普及していると思ったけど、まだまだ伸びてるんだねー、単純にすごい。弊社がパートナーシップを組むVerizonのマーケットシェアは2016年を通して首位、今年もおそらく大勢が変わることは考えにくく、マスで見ると安定したビジネスを展開する基盤はありそうだ。

2.2017年内部環境
Verizonの二次代理店から一次代理店に昇格を果たした。粗利率の改善、サポート体制が充実し、アメリカ事業の足固めには必要なピースであると、後からわかった。 今考えてみると、二次代理店としてのビジネスは絶対成立しないよなー笑。。また、活動拠点がカリフォルニアからハワイ、テキサスと他州に広がった。まさかハワイでビジネスをすることになるとは夢にも思わなかったけど、人生振り返ってみるとそんなもんなのかもしれない笑。

3.経営課題
アメリカの携帯電話代理事業の構造は非常にシンプルで、端末販売数×粗利、で必要経費を賄う、これだけ。①端末販売数を増やす、②端末販売ごとの粗利絶対額を増やす、③ビジネスコストを抑える、という3つに分解することができる。どれが重要かというと、どれも重要なことなので、この後言及していくことにします笑。

3-1.端末販売台数を増やす
ビジネスを立ち上げて間もない状況で、とにかく新規顧客を獲得していくことが最重要ミッションとなる。まず認知度を上げる活動で力を入れたいのが、デジタルマーケティング。Googleの調査によると、75%以上の一般消費者はスマホの購入をするため、必要情報をオンラインで調べるものの、実際はオフライン(小売店)での購入を選択している。消費者がオンラインでスマホの必要情報を取得する時に、オフラインでビジネスを行っている弊社が消費者にリーチできれば最高なシチュエーション。ということで、Googleにそれなりの投資をして、SEOやデジタルマーケティングのPDCAを回すことに決めた。元々この話はGoogleのほうから、Google Reviewでの評価が著しく高い弊社にコンタクトがあったのがきっかけで始まっているが、これを機にデジタルマーケティングを学んでいきたい。ここで良い関係が築ければ、Google Homeなんかも売っていけるようになるのかな、そうだといいな笑。

3-2.端末販売ごとの粗利絶対額を増やす
粗利の絶対額を増やすと言っても、スマホの値上げをしてもお客さんは逃げていくだけ。価値のある周辺アイテムや機器を確実に販売していくことが重要である。消費者が必要とするスクリーンプロテクターやケースなどはもちろん、アメリカではBluetoothスピーカーやイヤホン、IoTデバイスなども徐々に人々の暮らしに浸透してきたため、このあたりの需要は着実に拾っていきたいところである。他に、従業員への販売トレーニングを充実させることも小売店舗では欠かせない。商品知識だけでなく、心理学的要素を取り入れながらトレーニングを行うことで、徐々に成果が見え始めているので、これも継続して行っていきたい。

3-3.ビジネスコストを抑える
本社機能の自動化、適正在庫の把握が鍵となる。例えば、発注業務などは、事前に必要な数、種類を決めておき、それらがPOSシステム上で不足したら、自動的に仕入先に発注を入れる仕組みを取り入れた。人間がしなくてもいいことは、システムが自動でやってくれる、便利な世の中なったものだなぁ笑。発注業務でヒューマンエラーも防止できて、一石二鳥である。また、携帯電話代理事業において、在庫回転率は重要な指標で、一定のキャッシュでどれだけ効率よくビジネスを回せるかを突き詰めていかないと、キャッシュがいくらあっても足りないという状況に陥ってしまう。ただ、在庫がないとお客さんが逃げてしまうという側面もあり、在庫バランスはビジネスセンスが問われるところで、この1年でつぶさに状況を把握していきたい。

4.新規ビジネス
元々、IT企業で勤務していた人間が数名社内にいることもあり、アメリカでSI(システムインテグレーション)事業に着手していく。既にアメリカに拠点を持つ日系企業大手から業務委託や発注をもらっており、これはけっこう需要がありそうな予感。 また、Verizonとの関係も活かしながら、先日ブログでご紹介したeSIM、IoT(特にSubscription Management)などの新領域に関するプロジェクトも手がけていきたい。

どれだけ伝わったかはさておき、アメリカでなんか頑張ろうとしているという想いはお伝えできたようで、発表の後、ポジティブなご意見を頂戴できました。と言っても、今はグループ会社でぶっちぎりで足を引っ張っている状態なので、早いところ、色々な部分で支えていただいているグループ会社の皆様に恩返しをしていきたい。

未来にコミットしちゃってきたから、やるっきゃない。

S(`・ω・´)


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